2011年5月24日火曜日

福島に子供がいないと言ったのは誰だ?

東京の友人から電話が来た。
「福島には子供がいないんだって?」
はぁ・・・素直さだけで済まされないのはそいつが史上まれに見る腰抜けだからだ。
そいつの腰抜け伝説は幾多に及び、
あんな時もこんな時も逃げては陰に隠れ「どうだった?」と聞くのだ。

そう、
福島に子供はいます。
そして元気に外で遊んでいる子や家族と買い物に出かける人もいます。
勿論色々な規制はあるけれど、その中でも元気に行動している。
一部の活動家が何人いようと福島にはそれ以上に何人の人が住んでいのるかわかってて言ってらっしゃる?
勿論僕は"福島で"活動を始めている人に関しては応援する。
何故なら、
メディアのちょっとした安心と不安のバランスが悪い気がするからね。
しかしそういうメディアの報道だけが福島の総意だと勘違いしないで欲しい。
それを"風評被害"というのは簡単。
今は"風評被害"という言葉をその意味で使った人が風評被害を起こしている。
よく考えてよ。
そっちの方が政治的にもメディア的にもおいしいんだからさ。

その親が何も考えずに子供を外に出していると思っている人も勘違い。
この状況でも元気な子供を見て、
罪悪感に駆られる人がいるぐらい想像つくと思う。
毎晩枕を濡らし、朝どういう態度で子供を送り出すか。
不安はある。
不安はあるが、さて、その不安を誰が"金銭的に"解決してくれるというのだね?
精神面は大分ダメージの連続で鍛えられた。
しかし金銭面となると話しは別だ。
福島と同じ気候と環境と言ったら、
そりゃあセレブ並みのバカンスができる土地と暮らしを用意してもらわなければなるまい。
そうそう、福島はそのぐらい高級な土地なんだぜ?
まぁそうなると何もできないのだ。
何もできないからなんとか送り出し、自分も仕事へ行く。
まぁそこまで暗くはないのだけど、
わかってほしいことです。
何もできないのは国や東電の責任というより、もう出てしまっているのだからという所に多くは起因する。
過ぎた責任等もう取れないのだ。

そういう訳で、
国や企業の方々には"観察や実験"ではなく、
もし子供に何かあった場合しっかりと対応してもらいたい物だ。
僕ら大人や青年は自分で決めたから良いけどね。
責任を取るっていうんじゃなく、それは義務であり覚悟だ。
僕らは覚悟してここにいるんだから、彼らにも覚悟してもらわないと困るね。
そうじゃなかったらその時は僕らだって怒るよ。
持ってして非常に鋭いやり方で。
そのぐらいの準備はしていますよ。
最初に言った通り「覚悟しておけよ」って事で。

ところでその腰抜けの友人と今も一緒にいるのは、
彼は後から「ああすればよかったのに」等と言わない所が好きだからだ。
今回の一連の質問に対してはバカヤロウだけれど。
しかし離れてもっともな事を言う人間程、矛盾した醜悪な過去がある。
結構当たっていると思うよ。

写真はその友人と将来ラスベガスに行こうねーと話しをした場所。
彼は一銭も賭ける事はできないだろう・・・と思いきや、
彼はそんなときこそ強かったりするのだ。
怖がっていても、
新幹線が通ってから福島へ来て実家の手伝いにせいを出していました。
おかげで彼の顔を見たその祖母は病から元気を取り戻し、
今も元気にカラオケに通っている。
そのおばあちゃんがカラオケに行く何て震災前じゃ考えられない事だったんです。

はぁ・・・何故に腰抜けばかりが僕の友人なのだ。
しかし、なんとも僕らが気を強く持って叱咤しないと、
みんな本当は強いのに、立ち上がってくれない人もいる。
やっぱり、
福島県民はタフだと思うね。