2011年5月18日水曜日

週刊朝日 2011年5月27日号

『官邸もメルトダウン』
いや、全然怒ってないんだよ。
ホントに。
怒る方が自粛しないといけないなぁ。

で、
全国に並んじゃう雑誌がそういう風に言うなら、
どこまでが"あり"でどこまでが"なし"なのかな?って話しですよ。
僕としては色々思いついちゃう。
編集の人達も相当悩んだと思うんだよね。
だから僕も悩むんだけど、
「アイスがメルトダウン」っていうのがここに書ける限界な訳です。
つまんないよね、、、。

一般の人がそういうのにどれだけCoolでいられるかっていうのは、
"今の状況"でなかなか難しいと思う。
遠くの人は「笑って良いのかな?」っていうのがあって、
「怒った方が良いよなぁ」と来てやっぱりわかんない。
でも色々の集合体を"メディア"と言う事ができるなら、
この雑誌は集合体の中の『怒り』の部分なんだよね。
何に向けられているかは置いておいて。
例えば人間って色々な感情がある。
『怒り』もあれば『笑い』も『涙』もあるって訳です。
だからメディア=集合体の一つの感情みたいな物として見ても良いんじゃないかと。
ただ、どうにもバランスが悪いから笑っていいのか、怒っていいのかわからなくなるんだよね。『怒り』があったら『笑い』っていうのもないといけない。
徹底して『怒り』なら笑えるんだけど『涙』と来るから余計にわからない。
良いメディアって本当はもっと細かいんだけどね。
でも今細かく見えているのは実際にはツールの部分ってだけでさ。
雰囲気が大体一緒に感じてしまう。
まぁ『官邸もメルトダウン』って
『アイスがメルトダウン』っていうのとレベル変わんない気がするね。
無理して笑う必要はないんだけど。
あ、あと表紙の人がさぁ・・・。
僕はこの人好きじゃないんだよね。
何がって、
この人を好きな人って想像できるんです。
そうそう、
受け手のリテラシーって話しをしたら面倒なんだよね。
だからこの表紙の人みたいなのがいると思うんだ。
そこが重要でもあって、
受け手のリテラシーを作ったり、広げたりするのがメディアの仕事なんじゃないかと。
それができていないんだから、
そこは受け手じゃなくてメディアの責任なんだよ。
クールに賢くなるのってメディアの方じゃないといけないんじゃないかな。
『怒り』に僕らがCoolになったって、『笑い』がない時点で悲しいだけだしさ。
そう、"今の状況"っていうのには倫理は関係ないんだよね。
倫理が関係するとしたら"メディア全体の今の状況"。
例えばコンビニを名乗ってサラダとケーキしか置いていなかったらおかしいですね。
それで「野菜を食べて健康に」とか「スイーツで自分にご褒美」とか言っている訳。
健康(痩せる)かご褒美(太る)しかないっていうね。
それはもうコンビニじゃない。
健康とご褒美だけを丸投げして「選択」と言っているんだから。
それが「倫理」だと思っているんだから。
そう言う訳で、
今のメディアはメディアじゃないね。
倫理が計れていないんだもの。

あ、そういう笑いってこと?
だとしたらポストモダンはいらなかったね。
まぁまぁ、それでも僕は笑いたいなぁって思います。

写真は府中方面