2011年4月25日月曜日

放射線防護基準の考え方(原子力安全委員会)

mSv=ミリシーベルト


平常時
1mSv/年
原子力発電所の通常運転による影響を
できるだけ低く抑える為の基準

事故発生後
a 事故発生
屋内退避:10mSv
避難        :50mSv
事故発生初期大きな被曝を避ける為の基準
b事故収束まで
緊急時の状況(事故継続等)における基準:20-100mSv/年
100mSv/年以下では健康への影響はないが、
原子力・放射線利用では「合理的に達成できる限り低く」を目指している。
c経過
事故収束後の汚染による被曝の基準:1-20mSv/年

長期的な目標
1mSv/年

(以下福島県資料による)
リスク
100mSvの放射線量で発がんリスクは0.5%
しかしながら生活スタイルによる個人差も関係していると思われる。
リスク(危険度)の反対にはメリット(利益)がある事を考えなければいけない。
100mSvの安全基準について
ICRP(国際放射線安全防護委員会)による以下の評価を考慮
・原子力研究開発初期の放射線影響の分析結果
・広島、長崎の原子爆弾後の長期的調査結果
・核実験による被曝の疫学調査結果