朝メールボックスを開けると
アメリカ人ゲーマーから
「お前の街FallOut(ゲームのタイトル)みたいだな。
俺なら生き残る。4月に行くのが楽しみだぜ。」
それも悪くないんじゃないかと思いました。
今も東京にいるイギリス人の女の子は
「家族はとても心配してるけれど日本を離れる気はない」
自分の場所って血は関係ないのかも
モロッコ近辺に住む漫画好きのフランス人は
「国がなんて言おうと僕は向かう」
好きな物の方がでかいよね。
原発事故は新しい世界を連れて来るかわりの課題だと思います。
地震だけで済んでしまったら僕らはまた同じ事を繰り返していくかもしれない。
沢山の人が亡くなりました。
沢山の人が被害を受け続けています。
でも不思議と悪意はにおってきません。
僕も誰かを恨む気持ちはありません。
NYのテロ事件があった頃。
酒鬼薔薇の事件があった頃。
地下鉄サリン事件があった頃。
この世界に限界を感じました。
でも今は感じません。
日本と言う国は世界のバランスを取る国だと思います。
目に見えてあげるものなんて何処にも無いけど
僕らがいる事で世界は大事な物が何か忘れないでいてくれるんじゃないか。
神の国なんて酔っぱらいみたいな事は言わないけどね。
僕の目には梅は梅に見えないし、水は水に見えない。
あの日、何か、僕はドアを開けた様な感覚があったんです。
今までのシステムや価値観は崩壊していくだろう。
今止めないといけない事。
あなたの狭いコミュニケーションを捨てなさい。
誰かを巻き込んで安心に使うのをやめろ。
安心は心の問題で、この土地はある意味では世界一安全なのだから。
あなたが誰かと暖まって「頑張ろう、いつもの生活を」と言うなら
あなたは数年後さみしい場所で僕らを見ているだろう。
今は生きる事がイコールだ。
亡くなった人達の数と原因を考えてみてください。
そしてそのコミュニケーションの数と範囲を考えてください。
今までと同じ様な努力は何の意味も価値も無い。
詩人のエズラ・パウンドは「鉄粉の中にバラを見た事があるか?」と言った。
生き残って家があるあなたに問う。
そのバラは新しく見えるか?
無理して笑うのはやめよう。
無理していつもの生活を取り戻すのはやめよう。
無理していつもの生活をしようとする人達と無理するのをやめよう。
あなたに出来る事なんて何にも無いよ。
ボランティア?
それはあなたとは関係がない。
関係のある人はそれがイコールなんだ。
そこは怖いよね。
余震はズキっと来るよね。
細かい事が何かの徴に感じて気になるよね。
だからガツガツ食って、グウグウ寝て、写真を撮ってまた食って。
あなたの心のダメージは思っているよりでかい。
先ずは自分を大事にする事
それができたら前に進めば良いと思います。
すぐにやってくる未来の世界にあなたが笑顔でいる事を願います。