2011年5月15日日曜日

こどもたちのストレス

わたしの子供のころの記憶の中には
「学校が楽しい」
なんて言葉は見当たらない
悲しいひとだと思ってくれてもいい
でも楽しくはなかった
学校が終わった後に「楽しみ」はやってきたのだから
休み時間や体育の授業で「校庭」が使えなかったとしても
別になんともおもわなかっただろう
それでほっとしている子供もいるかも知れない
「子供の気持ちになって」なんて本気で云っているのだろうか

先日テレビの放送で校庭が使えない園児に
インタビュアーが質問をしていた
「中と外どっちで遊ぶのが楽しい?」
マイクを向けられた男の子は
「外」
といったがその男の子よりも先に間髪いれず数人の園児が
「中!」
といったのをわたしは聞き逃さなかった
しかしテレビの画面にはマイクを向けられた男の子の回答のみが
字幕で「外」と表示されるだけであった

いったいどういうことだろう
ステレオタイプな言い方だが
「世の中まちがってるぜ!」

校庭の使用を促しているわけではありませんが
こどもたちは制限された場所で遊ぶしかありません
あとは彼らなりに勝手に楽しみを見つけるはずです

あるサッカー選手の場合、
子供の頃、外では銃弾が飛び交っていたので
狭い部屋の中でドリブルの練習をしていたらしい
するとその経験がいかされ狭いスペースを巧みに走り抜ける
世界最高峰のドリブラーになっちまった

「子供のストレス」というなら
部屋の中でのドリブルを許可してあげてください

そしたら次は「オトナのストレス」になってしまうか
けど最初から「オトナのストレス」だったじゃないか

いつだって
こどもの気持ちなんて考えてない