2011年6月8日水曜日

悪魔と契約したいのさ

非常にわかりやすい。
『東京新聞:菅降ろしに原発の影』
がネットに出回ったとたん、
ネットの管降ろせの意見からがらっと変わる人間も少なくなかった。
メディアに振り回され、メディアに踊らされ、
まったく、、、個人の意見等一つもないのに、
そんな集まりの団体でアクションを起こした所でどうにかなるのだろうか?
そういえば、
管直人を降ろせデモというのもあるらしい。
面白い。
学生運動に参加していた人間に対してデモをやるなんてさ。
その運動家達が政治家になって、
こういった始末だ。
面白い。

僕らは誰も応援していないし、
誰に干渉される事もなく自分自身で判断している。
血の流れないデモにいったいどんな意味があるのか?
映像的に弱い物があるし、
デモの本質を理解していないぜ。
エジプト等と同じだと言っている人もいるようだが、
集団で、
しかもネットでしか意見を言えない様な人間の何処が同じだと言うのだ。

『怖くないんですか?怒らないんですか?』
そんなメッセージがFriend Fukushimaに来る。
"怖くない"
子供の頃から見せられてきた虚無と絶望の世界に比べれば、
今の世界の方が生き生きしている。
極めつけは地震の連続と水素爆発の映像だ。
生と死がこれほど当たり前に日常にあるのが、
本当の世界の姿なのだ。
"怒らない"
大体、僕らKenjiは最初から(国に)誰かに守られてたなんて気持ちはないのだから。
裏切られたともなんとも思わないんだ。

今この国には神様が沢山いる。
新聞、メディア、ネット、研究者、ウソ科学者・・・
ところが悪魔なんてのはいやしない。
原発や推進派が悪魔だって?
馬鹿を言ってはいけない。
あいつら美しくないじゃないか。
本物の悪魔がいないこの状況、バランスが悪いんだよ。
だから僕らは悪魔と契約したいのさ。
本物の悪魔と契約をして、
本物の人間らしさを鳴らしたいのさ。

さて、
こんな僕らでも思う事はある。
確実に避難した方が良い人たちはいる。
放射能の健康への影響よりも、
ストレスからくる心のダメージで命が危うい人たちがいる。
彼らの中には経済的に避難できない人が沢山いる。
どうかそういう人たちは救って欲しい。
できるだけ負担の少ない形で避難できる様にして欲しい。

さて、その2
中身のないデモは最悪の未来を寄越す。
脱原発デモは原発を更に推進するだろう。
おかげで本当のエネルギー転換の未来はなくなってしまうのさ。
僕らの犠牲も無駄にして、
最終的には教祖様が大もうけ。
原発利権組も大もうけ。

さて、その3
誰もいなくなった世界で、
僕らはさっそく悪魔を憐れむ歌でも鳴らす場所を考える事にする。
笑えるのは、
悪魔と契約したってここまで老いぼれる事ができる事だ。
中途半端な世界では本物の音楽だって生まれやしない。
さっさとどっちかに振り切っちまえよ。