呼ばれ、通され、どこに座るかもわからないままに始まった「茶会」
今回のテーマは「運動会」
運動会にちなんだお花や掛け軸や茶器や...ほんとわからんまま
(茶会で運動会とはどういうことだろう?)
みなさんの話しを(っぽい態度で)聞く限り
全てとても由緒ある物ものだそう
「さすが若い人の発想ねぇ」と感心されている方々
お菓子を出される
玉入れをイメージした自作の紅白まんじゅう
何時食べていいのかよくわからない
抹茶を出される
茶碗の絵柄がそれぞれに運動会らしい楽しい絵柄
僕のは猿蟹合戦、隣の方は狐の嫁入り
変な汗をかきながら話しを聞いていると
何やらお茶を立てるセットの中に縄で縛られた曲がった竹がある(写真2)
"綱引き"をイメージして準備されたものだそう
竹は自然に曲がったものらしく、なんとなく見入ってしまった
うーん...こういう雰囲気はkenjiと出かけた数々の秘境でも感じたぞ
「運動会」
この空間にだんだんとやられ始めた
運動会はわーわーきゃーきゃーやるものだと思っていたし
最初の説明では何か踊りでも始まる物かとドキドキしていたが
研ぎすまされた空間が僕のわーきゃー運動会から余計なフォルムをそぎ落とし
極限の中に簡潔で純粋なイメージを集中させる
確かに、これは運動会だ
僕は参加していた・・・
そしてできない作法を放棄して写真を撮った
隣の方が言った
「よく準備されましたねぇ...孫を思い出します」
漫画の様に足がしびれ、背汗がびっしょりではあったけれど
終わってみれば次回も参加してみたくなるほど興味深い茶会だった
今年はあと三回予定されているらしい
是非、みなさんもこの足のしびれと背汗を・・・