メッセージや写真ありがとうございます。
僕らは色々な情報をもらいます。
インターネットのアドレスや本等々。
しかし、良い情報も悪い情報も、今は必要ありません。
もう少ししたら落ち着いてみられる日が来ると思うので
その時までとっておきますね。
それまでは今まで自分が信じてきた物や持てる知識と行動で切り開いていきたいと思います。
僕が放射能に興味を持ったのは小学生の時です。
じいちゃんに見せられたかなりショッキングな核戦争物の映画が発端です。
トラウマになりました。
同じ時期に小児エイズ患者や
原子爆弾のドキュメンタリーを見ていたので更に加速しました。
「僕はエイズで死んでしまうかもしれない!」
「人は何の為に生きているのだろう?」
外に出るのが嫌になったし、飛行機の音がもの凄く怖かった。
しかしそんな毎日は嫌だった。
トラウマは克服しなければいけません。
だから図書館に行って沢山本を読みました。
『子供でもわかる放射能』みたいな本から劇画チックなトンデモ漫画ものまで。
幸運にもその時の友達のお父さんがレントゲン技師だったり、
電力会社で働いている親戚がいた事もあってみんなとても分かり易く子供の僕に説明してくれました。
決して不安にする事はなく。
知る事で恐怖はどんどんと消えて行きました。
そして僕は思ったのです。
「人は成長する為に生きているんだ」と。
政府が情報を隠しているという空気が流れていますが、
僕はそれは当たり前の事だと思っています。
例えばプルトニウム。
テレビでは「空気より重いから拡散し難い」と言います。
しかしそれで不安になる人が知りたいのは現場で働く専門の人が出てきて「○○な性質で空気より重いから○○の影響で拡散し難く○○の範囲は○○だから大丈夫」という様な事ですよね。
でもその○○に入る言葉を聞いてあなたは理解できるでしょうか?
理解できる様に話すのが当たり前と思うでしょうけど、
あなたの周りにいる理系のお兄さんを思い浮かべてみてください。
とてもコミュニケーション能力に長けてるとは思えないでしょう。
そんな人が前に出て話し始めたら
あなたは今も不安なのだから余計パニックになる可能性がある。
実際に東電社員の説明は意味が分からないから余計に不安になったでしょ?
だから政府は余計な事を言わないんです。
じゃあ海外が正しいかと言えばそうじゃない。
僕は実際に海外誌や新聞を見ましたが、彼らの行動力は褒められるけど、中に書いてある事はまるで僕の知っている事と違う。
けれどやはりイメージや記号の国々です。
僕はそのデザインと写真を見て膝をついて祈りたい気分にさえなりました。
これを見ている人は離れていて不安な人もいるかもしれません。
けれど海外の人達はもっともっと離れている。
あなたが不安で様々な憶測をしてしまう様に、海外の人もそれは同じ。
その距離が広がり、言語が多様化すれば、更に現実との溝は広がるでしょう。
日本のテレビだってその凄まじい状況をきっとカメラに収めています。
あそこに行けばそんなつもりがなくても映ってしまう。
僕は仙台から避難してきた人に写真を見せてもらいました。
おじいさんは「私が体験した全ての事より酷い」と言い
お兄さんは何も言わずに、その、現実を見せてくれました。
だからそこはテレビの良心だと思った方がいいです。
それだけじゃなく報道しないのはあなた達をやはり守る為なんです。
こういうやり方は今に始まった事ではなく、
思い返せばサリン事件、阪神淡路大震災などでも同じでした。
僕が子供でもそれが理解でき、
不安じゃなかったのはやっぱり知ろうとしたからです。
勿論今だってそう。
だから「福島は大丈夫?」と聞かれると本当に不思議でならない。
だって当事者ですよ?
ここには本当に世界中の総力が結集しています。
それはテレビに映らないだけなんです。
ここには本当に世界中の総力が結集しています。
それはテレビに映らないだけなんです。
だから性格の悪い僕は「(私にとって)福島は大丈夫?」と聞こえてしまいます。
もし福島の人に何か声をかけたり、情報を与えるなら、それが相手を侮辱しないかどうかを少し考えてくみてださい。
ここまで書いた通り見極める方法は簡単です。
「不安」
あなたがもしその本や情報を見て一瞬でも不安に感じたら、
その本や情報の目的は人を救う為ではなく、ただ不安を煽るのが目的の可能性が高い。
そうじゃない場合は専門的過ぎてあなたが理解できない可能性もあります。
何故不安を煽るのかはそれぞれもっと大きな目的があるんでしょうね。
例えばアルフレッド・ヒッチコックに不安を使わせたら最高級です。
彼はもっとハッピーな使い方をしていたけど。
良い本や良い情報は決して人を不安にさせる事はなく、
あなたをもっともっと成長させるでしょう。
だから、どんな媒体であれ情報を見て、本を見て、あなたが不安を感じる事があったらすぐに閉じましょう。
閉じて自分の好きな物、人、その歴史を思い出してみてください。
そこに忠実になりさえすれば、あなたは自分にとっての正しい情報を選ぶ事ができる。
知らないから怖いんです。
真っ暗なトンネルと明るいトンネル。
どっちが怖いでしょう?
真っ暗なトンネルの前に立つ想像力豊かなあなたは様々な事を考えてしまう。
穴があるとか虫がいるとか、後ろから誰かが追いかけてくるとか。
だけど明るいトンネルは怖くありませんね。
見えているから。
それは知ると言う事です。
トンネルを明るくするのはあなた自身です。
僕は原発が近くにあるし多少歴史を知っています、
良い話しも悪い話しも直ぐに見える場所にいます。
良い話しも悪い話しも直ぐに見える場所にいます。
だからあなたよりももっと明るいトンネルにいます。
けれどあなたが見るトンネルはまだまだ暗い。
同じトンネルなのに。
だからこのブログを作りました。
専門的な話しや、医学的な根拠。
そんな事より、テレビを消した時にあなたが見るのがこのブログで
怒ったり、頑張っていたり、笑ったり、何て事無かったり。
そんな風景を見て自分や故郷に忠実になってもらいたい。
安心して欲しいのは、ここに書かないだけでしっかりとした根拠だってあります。
然るべき時に然るべき形でそれは伝えようと思います。
然るべき時に然るべき形でそれは伝えようと思います。