2011年4月2日土曜日

福島フォーラム2

今日4月2日から福島の映画館フォーラムが再開した。
本当に嬉しい。
今フォーラムで上映する映画を選べと言うなら、
いつか友達に借りた『まぼろしの市街戦』にしようと思う。
そう、戦争などは映画館でしか起こっていないのだ。
映画は現実逃避ではない。
今映画を観る事は悪い事じゃない。
戦争は映画館でしか起こっていないが、
地震や津波は現実に起こったからだ。
それがどう違うと言うのだろう。

僕は今自宅で映画を観れない。
地震で最新の薄型テレビが壊れたのは理由じゃない。
僕が地震にあったのは映画を観ている途中だったから。
ラングの『ドクトルマブゼ』が観たい。
ムルナウの『最後の人』と『サンライズ』は今どれだけ美しさを教えてくれるであろう。
『フランケンシュタインの花嫁』も観たい。
シュトロハイムの『クイーンケリー』は袋に入ったままだ。
今は何でも出来る気持ちだが部屋で映画は観れない。
昨日試して、全身が落ちて行く様な気持ちなったから止めた。
『まぼろしの市街戦』が観たい。
それだけでバランスがとれるのに。
映画を観るだけで僕はなんとかやっていけるといつも思っていたのに。

だからフォーラムへ行って何か観ようと思う。
出来る事なら上に上げた映画を全部やって欲しい。

だけど、
本当にお願いしたい映画はコッポラの新作『Tetro』だ。
日本での公式公開が無い。
僕は去年運良く映画館で観る事ができた。
『Tetro』は言い切ってしまうと新しい10年の最重要映画だ。
音楽ももの凄い(サントラはAmazonで)。
『コッポラの胡蝶の夢』も鈍く輝く宝石の様な傑作だったが
『Tetro』はそんなもんじゃない。
異論は認める。
何故なら一年後には変わっているから。
このブログ仲間とハリウッドの事で大騒ぎしているだろう。
だからお願いフォーラムさん。
僕が飽きる前に持ってきて。

ところで僕がその時観ていた映画は輸入したDVD『Tetro』
今もプレイヤーに入っていて、
きっと映画館でもう一度観るまで、部屋で観る事はできないだろう。

みんなで映画館に行こう。
映画は現実逃避じゃない。
ファンタジーは力になる。