プリントした地図を片手に仲間と東京を歩き回った
福島ではようやく桜が満開をむかえようとしているのに
東京では既に散り始めていた
今はひとことだけ...
...みなさん感謝しています
「団結せず それぞれが 誠実に」
当たり前だけど福島と違うのは人の多さ
福島では風景や建物ばかり撮ってしまうのに
東京では人ばかりを撮ってしまう
あっという間にフィルムを使い切ってしまい
予備ももって来なかったのでビックカメラで買う始末
というわけでしばらくは東京スナップの投稿を
合間合間に入れていきます
帰りの新幹線ではビール
乾杯して間もなく友達が飲んでいた500mlのビールが泡を吹いて飛び散った
通路を挟んで隣の席にいたおばさんの
「ひゃっ」という小さい悲鳴が今でも耳に残っている
友達がナプキンを取りにいっている間
缶ビールを両手に持ちびしょ濡れになった床に足をついていた私は
次々に乗車してくる人たちの冷ややかな視線を一手に浴びた
これは中学生の時に大失態をやらかしてクラスメイト全員から受けた
冷ややかな視線とまったく同種のもので残酷な想い出が蘇ってきた
また新幹線が走り出すとこぼれたビールが前後左右に広がっていき
友達が戻ってくる前に周りの人たちの足下へ
ビールが辿り着いてしまうのではないかと心配でヒヤヒヤしていた
そして事態が鎮静化してからはビールを全然飲めてないのに
酔っぱらってるかのように二人で先刻のアクシデントを振り返り
福島に着くまでニヤニヤ笑っていた