2012年2月28日火曜日
2012年2月27日月曜日
「ボタン・或いは・・・・」
あ?
「世界はとても美しい」
だって?
そのような棒球ふうの云い方には
思わず力んで空振り三振するけれど
あるいはそうかもね
・・・・・ただし・・・・・
「美しい」などと今さらモロに云われても
それは
もぐり込む穴をなくして途方に暮れる
無駄に大きな金色のボタンのようにだね?
あるいは
過去の綺麗な花々で目まいがするほど飾り立てられた
未来の頑丈な檻のようにかね?
言葉Y先生、写真K
2012年2月25日土曜日
2012年2月23日木曜日
2012年2月22日水曜日
2012年2月20日月曜日
2012年2月19日日曜日
福島県立図書館へ
去年の3月11日からの福島民報を見る為に県立図書館へ行ってきた
11日の新聞を見て「そうだった、地震が起きたのは午後だから
11日の新聞は当たり前にいつもの新聞だよね」と気付いた
11日の見出しは殆どいつもと"変わらない"県のニュースが書かれていた...
変わらない?
変わったのは?
いや、
今思うと、今見ると、震災後も震災以前も変わらないのだ
困難な人は
以降、12日、13日、14日...
文字は大きくなり
死者と不明者が増える
事故が明らかになり、数々の英雄と悪漢があらわれる
変わらない?
変わったのは?
ああ、その元で僕らは困難な人か!?
この保管された記録は永遠
僕らが抵抗したいくつかの文字、言葉、真実
メディア
今は穏やかに、3月11日を迎えよう
静寂は誰にも邪魔をする事ができないのだ
写真はどなたか...
2012年2月18日土曜日
2012年2月17日金曜日
2012年2月16日木曜日
2012年2月15日水曜日
2012年2月14日火曜日
2012年2月13日月曜日
2012年2月12日日曜日
2012年2月11日土曜日
2012年2月10日金曜日
2012年2月8日水曜日
「プリュム(羽ペン)氏の軋み」
---アンリ・ミショーの詩集『プリュムという男』の墓から---
〈その一〉
ひとがそこへ坐ってしまえば
その席は当然ながら空席ではなくなってしまう
ところがプリュムがそこへ坐っても
席は埋まったことにはならないようだ
× × ×
ひとの視線は空気かガラスを見るようにして
プリュムを透過する
ひとは坐っているプリュムのうえに
それと知らずにどたりと坐る
どんどん坐る
じゃんじゃか坐る
てんこ盛りに坐る
× × ×
空席の〈客〉でさえもないプリュムは
おのれが希薄な誤植であることを、
ガキの頃からよくわきまえていた
そしてその種の誤植にとっての
一方通行の世界からそっぽを向くための唯一の手立ては
筋の通ったバベル(混乱)を建て続けること・・・・・
〈その二〉
ーーーー竜安寺玄関屏風前での不意の間奏曲ーーーー
「雲關」なる大書のなかに留守が住む
× × ×
〈その三〉
いったい 何だ こりゃ 〈その二〉の間奏曲とやらは?
× × ×
〈その四〉
パリでの作家ボルヘスのアパートは
『砂の本』の〈無限のページ〉をつづる途上での
かつてのオスカー・ワイルドの住処であった
「それぞれの本はあらゆる本のなかへの挿入でもあるから」
という管見のもとに・・・・・
× × ×
つぶさに見ると
そのアパートの「入口」は「出口」であった
そんなことなど当たり前だわな?
いや いや その「出/入口」は
ギリシアの神々の技におとらず
なんとも手の込んだ迷路であった・・・・・と
〈私(?)〉のみならず
ドリアン・グレイの隠し子らしい白い獣の
ひそかな息に包まれながら
ボルヘスの「円環の廃墟」の語り手も
「安らぎと屈辱と恐怖を覚えつつ、
おのれもまた幻にすぎないし、
他者がおのれの夢を見ているのだと悟った」と
荘子の「夢」の「そのまた夢」を見つづけながら
(ここでは「胡蝶の夢」などとは云わないことに)
流砂の言葉で打ち明けていた・・・・・
× × ×
それから そうだわ
刑事らに街角で私刑に遭った〈今は亡き灰〉ヨーゼフ・Kと
何時でも何処でも無視されるプリュム(羽ペン)氏が軋みをたてながら
あらゆる一方通行への分岐路ごとにイレギュラーバウンドして曰く、
「円環の廃墟よ なお一段と虚ろにまわれ」 とも・・・・・(溶暗)
言葉Y先生、写真K
2012年2月4日土曜日
2012年2月2日木曜日
2012年2月1日水曜日
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